スコッチグレインのシャインオアレインってどんな靴？
シャインオアレインとは、日本の革靴メーカーであるスコッチグレインから発売されている雨用の革靴です。
スコッチグレインは日本発のメーカーで、使用する革にこだわりがありながら日本人の足に合う靴づくりを目指している、百貨店などで取り扱われいている高級な紳士靴メーカーです。
今回ご紹介のシャインオアレンには、革にフッ素を含ませた特殊な素材を使っているため、雨の日に履いても雨をしっかり弾きます。
これが普通の革靴ですと、雨水が染みてシミや色落ちの原因になったり、染みた雨水が乾いた時に水分と一緒に革の油分も抜けてしまうためヒビ割れの原因になってしまったりと悪いことばかりです。
ソールには特殊なソール「SGソール」が採用されているので、滑りづらくなっています。
雨の濡れた地面に対応できる仕様になっています。
シャインオアレインってどんなところが”ええもん”？
雨水を撥水する特殊レザーが使われている
フッ素を含ませた特殊素材である「国産撥水レザー」を使用されているが故に、雨をしっかり弾いてくれるので、シミになる心配がありませんし、乾燥後の油分の抜けもさほど心配する必要がありません。
雨の日に履いても綺麗に履くことが出来るということは、雨の日に不安なく外に出れるので無駄なストレスを感じる必要がなくなります。
また、よくある雨用革靴は素材がそもそもゴム製だったりして、靴の中が非常に蒸れてしまいます。
雨の日のじめじめとの相乗効果で非常に気持ち悪いものです。
シャインオアレインの「国産撥水レザー」は革であるが故、湿気も適度に抜けていってくれるため比較的快適に履いて過ごすことが出来ます。
ソールが滑りにくく、耐久性に優れる
スコッチグレイン独自のソール「SGソール」が採用されているため、雨の日の滑りやすいところでも安定的なグリップ力を発揮してくれます。
革靴のソールの種類によってかなり滑りやすいものもあるので、雨の日に安心して履くことができます。
このSGソールですが、”S”がスコッチ、”G”がグレインを意味しているそうで、見えないところにスコッチグレインの遊び心を感じる事が出来ますね。
またこのSGソールは耐久性にも定評があります。
耐摩耗性にかなり優れており、ソール自体の厚さもなかなかのものなので、果たしてソール交換が必要になるときは来るのだろうかと疑問に思うほどです。（笑）
ソールに高さがあるため、ちょっと身長が高くなる
このシャインオアレインはソールのゴムがかなり分厚いため靴自体に高さがあります。
良いボリューム感です。
身長も少しアップするので、スーツやコートスタイルが更に似合うこと間違いなしです。
経年変化を楽しめる
よく雨用を謳って売られている革靴はレザーであったり、合皮の物だったりするのですが、このシャインオアレインは本革が使われていますので、年数が経つにつれて皺が入り、色が深くなりと靴を育てる事が出来ます。
革製品は経年変化を楽しめてこそだと思いますので、大事にしがいがあると思います。
シャインオアレインの気になる点は？
同価格帯のスコッチグレインのモデルより革質が落ちる
スコッチグレインの革靴には、エルメスやヴィトン等でも使用されるような高品質のレザーを使用します。
シャインオアレインは国産のレザーを使用しているためそれらとは質が若干劣ります。
革の質の違いは皺の入り方に違いが出ます。
品質が良いレザーほどキメ細かな皺の入り方をするのですが、シャインオアレインは少し大げさに言えば、合皮のような皺の入り方をします。
まあ、撥水性能が足されてる分仕方がないことだとは思いますがね！
鏡面磨きが難しい
国産撥水レザーの性質上、なかなか鏡面磨き用のポリッシュが定着してくれません。
鏡面状態になるまでに結構時間がかかってしまいます。
使用期間は？経年変化の様子は？
使用期間は約4年ほどです。先ほど、ソールや後ろからの写真も掲載していますが、そんなに減っていないと思います。
雨用とは言え、雨が降らない時でも週１とかでは履いていましたが、ソールの耐摩耗性が強くまだまだ修理に出すことはなさそうです。
経年変化としては、皺がだいぶ入ってしまった印象です。
これは革質によるものと、そもそも自分の足のサイズと合っておらず、少しぶかぶかなことも要因としてはあると思います。
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あとは、購入した時よりも茶色が深く濃くなっている印象です。
もう少し赤味要素が強かったのですが落ち着きました。
つま先部分に少し黒いまだら模様があるのは、ポリッシュで鏡面磨きをする際に、黒も混ぜてアンティーク感を出したかったからです。
こういった変化を付けれるのも靴磨きの楽しさの一つでしょうか。
シャインオアレインを綺麗にカッコ良く育てるコツ
帰ったらまずはブラッシング
シャインオアレインは雨の日に履くことがほとんどだと思うので、普通の日に履くよりもゴミやホコリが付きやすいです。
そのまま放置すると革の傷みの原因になりますので注意しましょう。
雨の日は普段の晴れた日に外を歩くのに比べてゴミやほこりなどが付着しやすいです。
革靴に付着したゴミなどは革を傷める原因になります。
家に帰ったら、まずはブラッシングをするようにしましょう。
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コロニルのシュプリームクリームで保湿と栄養を
撥水レザーと言えど乾燥は大敵です。しっかりクリームを塗って栄養をあげましょう。
撥水レザーも立派な革の一つです。
雨の日用の革靴とはいえ、しっかりクリームを塗って乾燥しないように栄養をあげましょう。
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ブートブラックのクリームでたまには補色を
雨に濡れる機会が多いこともあって撥水レザーといえど色抜けの心配はあります。
定期的に補色系のクリームを塗って、色抜けを防ぎましょう。
また、クリームを塗り込んでいくほどに深く渋い色合いに成長していくので楽しみながらお手入れをしましょう。
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防水スプレーを使ってより撥水性をアップ
「撥水レザー」＋「防水スプレー」でより雨の日でも汚れずに綺麗に履ける革靴に仕上げましょう。
シャインオアレインの撥水レザーでも十分な撥水性を発揮しますが、防水スプレーを使うことでより効果をあげることが出来ます。
また撥水性だけでなく、ゴミやほこりなども付着し辛くします。
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総評
雨の日にカッコいい本格革靴を履いて通勤出来るということは、朝と雨の日特有の憂鬱な気持ちを和らげてくれます。
それに、自分の大事な本命革靴を雨に濡らさずに休ませることが出来るというが大きいと思います。
スコッチグレインの商品なので、少しお財布には厳しいですが、長い目で見ると買う価値はあると思います。
是非、スコッチグレインの御店に行って足を入れてみて下さい！
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