ヤワタ博士 スコッチグレインは百貨店よりもアウトレットの方がお得に購入することが出来ます。僕の持っているスコッチグレインの革靴はすべて、りんくうアウトレットの中にある、スコッチグレインりんくう店で購入しま[…]
ガラスレザーって?
ガラスレザーとは、革の表面に塗料や合成樹脂をコーティングして表面に光沢を出す加工したものをいいます。
ガラスレザーはどんな質の革でも、ある程度光沢を出すことが出来るので、安価な革靴等にもよく採用されています。
また、革表面が塗料や合成樹脂に覆われているが故に、
お手入れ用のクリームが浸透しにくかったり、樹脂や塗装の層が割れてしまい、見た目が悪くなってしまうなどのデメリットがあります。
外羽根プレーントゥって?
外羽根とは、鳩目(靴ひもを通す穴)が甲の部分と合わさっておらず、甲の前の部分に乗っかかっている革靴をそう呼びます。
また、この鳩目が甲部分と合わっているのを内羽根と呼びます。
外羽根は羽根の部分が開きやすいため、脱着が楽です。
また外羽根は内羽根に比べてカジュアルな印象を持たれることが多いので、冠婚葬祭のような場所に履いていくのは不向きで、カジュアルよりのスーツやジャケット、私服と合わせるのがベターです。
プレーントゥとは、甲やつま先に装飾やステッチがないものをいいます。シンプルでつま先がトゥルンとしているものはプレーントゥです。
スコッチグレインのガラスレザー製外羽根プレーントゥの良いところは?
まるでコートバンのようなつやつや感
このスコッチグレインのガラスレザーは、馬の御尻から採れるコートバンのようなつやつや感があります。
コートバンとは「革のダイヤモンド」と言われるくらい輝きが綺麗な部位です。
他のリーガルのガラスレザー製の革靴を見てもそこまでは思わないのですが、
このスコッチグレインのガラスレザーはもともとの革の黒が良い発色をしているのか、とても綺麗なつやつやな黒色です。

皺の入り方も相まって、コートバンみたいです。ガラスレザー製の革靴は新品で買った時が一番きれいでカッコいいと言われることがありますが、この革靴は履けば履くほど渋くカッコよくなっていくように感じます。
スコッチグレインのガラスレザー恐るべし。
突然の雨にうろたえずに済む
ガラスレザーは革表面が樹脂で覆われているため、防水性にすぐれ雨を弾いてくれます。普通の革ですと、雨がシミの原因になってしまうので、雨が降った時はガラスレザーが良いです。
まるで、ワックスでコーティングされた車のように雨を弾き倒してくれます!(ちょっと大袈裟ですが)
普通のガラスレザーモデルは底も雨に強いゴム製のものが多いのですが、
たまに革底モデルもあるので注意下さい。
お手入れが簡単
基本的にガラスレザーの革靴は、ブラッシングで埃などのごみを払って落とし、布で磨くだけでぴかぴかになります。
普通の革靴ですと、クリームを塗ったり、ポリッシュ(ワックス)を塗って輝きを持たせたりしてお手入れするのですが、必要ありません。というか、こういったクリームはガラスレザーの特性上、あまり浸透してくれません。
靴のお手入れって少し面倒臭く感じることがあると思うので、ちょっとしたことで綺麗さを保てることは大きなメリットだと思います。
気になる点は?
ガラスレザーは経年変化しないと言われる。
よく言われる話ですが、ガラスレザーは買った時が一番の状態とよく耳にします。確かに、新品の状態は皺もなく一番輝いている状態なのでそう言われるのだと思います。
こればかりは個人それぞれで感じ方が違うのでなんとも言えませんが、僕はどちらかといえば、ガラスレザーでもある程度の皺があった方が渋くかっこよく見えると思うのであまり気にしてはいませんが・・
一般的にガラスレザーは新品の時の方がいいと言われるので、気になる点で挙げておきます。
スコッチグレインの同じ値段帯なら、もっといい革質の物が買える
これを言っては元も子もないですが・・
もし一足目でスコッチグレインの革靴を検討しているなら、普通の革質のものを購入することを革靴好きとしてはオススメします。
それは、お手入れすることの楽しさ、革が育つ楽しさを感じて欲しいからです。
ガラスレザー製のものは、何もしなくても綺麗なので、革をお手入れする、育てる楽しさを味わうことはちょっと向いていない気もするので、一足目は普通の物を買って沼に落ちてから、このガラスレザー製の革靴を購入することをオススメします。
その沼に足を入れてこそ、さらにこのガラスレザーモデルの良さが分かるかもしれませんよ・・
使用期間は?経年変化の様子は?
アウトレットのスコッチグレインで24,000円ほどで購入致しました。

そうなんです、まだ購入してから3カ月しか経ってません笑
3カ月にしては皺が結構入ってしまった気がするので、少し靴のサイズが合っていないように感じます。
羽根のところがくっつくほど、紐を締めているところからも分かると思います。外羽根式の革靴を購入する際は、この羽根がくっつくかないサイズ感で購入されることをオススメします。そうすることで、革が馴染んで緩くなった時に、羽根を締めこんでサイズ感を合わせる事が出来るので。
また、つま先が結構減ってしまっているように見えますね。こんな短期感でもここまで減ってしまうのであれば、トゥースチールと呼ばれる、つま先に装着する鉄の板を修理屋さん等で付けてもらう方が良かったかもしれません。
総評
スコッチグレインのガラスレザーの革靴は、他のガラスレザーの革靴よりも黒色感が強く、皺が入ってもかっこよく見えます。また、お手入れもラクチンなので、お手入れがめんどくさい方や、何足も革靴を持っていて全部を綺麗にする時間を取れない方などはオススメです。
スコッチグレインのガラスレザーモデルは、アウトレットか百貨店、スコッチグレインの直営店で購入することが出来ますので、是非足を運んでみて下さい!