サフィールノワールってどんなブランド?
サフィールノワールはメーカー名のようですが実はブランド名で、本体はAVEL社が生み出したシューケアブランドです。
今回ご紹介する”ええもん”であるクレム1925は、フランスのAVEL社の生み出したシューケア用品を取り扱うブランドであるサフィールノワールの看板商品です。
サフィールの設立は100年ほど前の1920年です。なんと一世紀も前に誕生して今現在まで人気を博しているのです。
僕の平均寿命は大体10年くらいギョから・・10世代前くらいになるギョね・・凄すぎるギョ・・
サフィールが現在まで人気を博すきっかけになったのが、1925年に開催されたパリ万国博覧会で金賞を受賞したことです。
これが1925年にパリで6回目となる万博博覧会のポスターです。
金賞を受賞するために沢山の企業が参加しました。
国際博覧会で金賞を受賞することは困難であり特別な賞とされており、出展企業にとってはまたとない宣伝材料になったといわれました。
ルイ・ヴィトンやエルメスも受賞しているみたいギョ。サフィールもそれらのブランドに負けない魅力あるってことだギョ。
世界から一流のシューケアブランドと認知してもらえたサフィールは、たくさんの研究と皮革製品や靴業界における世界的なトップブランドとの密接な協力関係によりサフィール・ノワールは「プロフェッショナル」のためのレザーケア用品としてつくられました。
一体何者?サフィール・ノワール クレム1925について
サフィール・ノワール クレム1925は、プロにも愛用されるほどのポテンシャルを持ちながら、初心者でも簡単にお手入れすることが出来るお手軽さを兼ね備えたスペシャルシューケア用品です。
クレム1925は、革靴に高濃度の栄養と艶、補色効果、撥水効果を与えるクリームです。
ここまで沢山の効果を一回の使用で与える事が出来るのがこのクレム1925の良さです。
栄養を与えて、艶も出せて、補色効果があって・・これ一つあれば革靴のお手入れはばっちりギョね!
クレム1925がこれだけの素晴らしい効果をもたらすことが出来るのは4つの主成分にあります。
- 蜜蝋・・蜂が巣作りの材料として自ら分泌する油脂のこと
- カルナバワックス・・ヤシ科のカルナバヤシの葉から採取されるワックスのこと
- シアバター・・西アフリカから中央アフリカに生息するシアの木の実から採れる植物性油脂のこと
- テレピン油・・マツ科の樹脂チップや松脂を水蒸気蒸留することで得られる精油のこと
クレム1925の主成分は天然成分が大きな割合であることが分かります。これだけの種類の脂を独自の割合で配合することで、どこにも真似できない唯一無二の”ええもん”が完成するわけです。
そもそも天然の脂ってこんなにも種類があるギョね。こんなにも複雑なクリームが100年も前から作られているなんて凄いことギョ。
この16種類の中に自分の欲しい色がない場合や、補色をしたくない方はニュートラルカラー(無色)をお勧めします。
革の本来の色やムラ感などの邪魔をせずに栄養と艶を与えることが出来るので1つ持っててもいいかと思います。
サフィール クレム1925のここが”ええもん”
天然原料が豊富なため、ワックスなのに栄養を与える事が出来る。
クレム1925の主成分は天然原料です。揮発性の高い石油由来の人口的な原料と違い、蜜蝋やシアバターなどの動物性、植物性の天然原料は栄養が豊富で、皮革を乾燥などのダメージから保護してくれます。
簡単に艶を与える事が出来る
クレム1925の成分のなかにあるカルバナワックスの効果で艶を与える事が出来ます。その艶の出し方も簡単で、クレム1925を革靴に塗って、ちょっと乾燥させてから布で磨いてあげるとピカピカに輝きます。
靴磨き初心者でも簡単に革靴を綺麗に艶のあるカッコいい状態にすることが出来ます。
クレム1925は革靴のお手入れが好きになるきっかけになってくれるギョね
撥水効果があるので突然の雨にも安心
クレム1925を塗ることで革靴の表面にワックスの被膜が出来ます。この被膜は水を通さずに弾くので、突然の雨に降られても安心です。
サフィール クレム1925の気になる点は?
クレム1925は補色力が高いので、ムラ感のある色合いのものや、薄目の色の革製品に使うときは、見た目を変えてしまう恐れがあるので注意が必要です。
失敗した時に油性クリームが故に落とし辛く色が残ってしまうことがあるので、使う際は目立たないところで試してから使いましょう。
サフィールノワール クレム1925を実際につかってみた
クレム1925の使い方と、使う前と使った後での見栄えの比較をします。
ちりやほこりなどをブラッシングして落とす
まずはブラッシングしてごみを払い落としましょう。
お手入れの基本です。
チリやほこりなどのごみを落とさずにクリームを塗ると、磨くときに傷をつけてしまう恐れがあるので、しっかり馬毛のブラシで払い落すようにしましょう。地味ですがとても大事な作業です。
使いやすくてお洒落なブラシを過去記事で紹介してるギョね。是非チェックしてみて欲しいギョ!
クレム1925をペネトレィトブラシで塗る
ペネトレィトブラシを使えば、手が汚れることなくクリームを塗り広げることが出来ます。
クレム1925の乾燥を待ってから豚毛でブラッシング
5分くらい乾燥するのを待ってから豚毛でブラッシングしましょう。
クレム1925を塗った後は、乾燥するのを待ってからコシのある豚毛等のブラシでブラッシングしましょう。ブラッシングすればするほど艶が増して光沢がでてきます。
仕上げにクロスで磨き上げる
最後は優しくクロスで磨き上げましょう。
ブラッシングでクリームを浸透させた後は、クロスで磨いて仕上げです。クリームが残っているところがあると、そこにゴミが集まってしまい革靴に悪影響を与えてしまうので、磨きながら隅々までクリームの残りがないようにしましょう。
ヤワタ博士 僕がまともに革靴のハイシャインが出来るようになるまで多分3~4年かかりましたが、このハイシャインポリッシュクロスを使うようになったことがきっかけで出来るようになりました。 […]
完成!
左側が何もしていない方で、右側がクレム1925でお手入れした革靴です。
わずかに右の方が色が濃くなっているような気がするギョね(どっちもあんまり差がないような気がするギョ・・)
写真だと分かりにくいですが、実物は黒色が濃くなり艶が増しました。
多分、左の靴にも元々クレム1925を塗っていたので、落としきれなかったのかもしれません。
油性クリームを落とすには専用のワックスクリーナーが必要でしょうね。
総評:クレム1925は初心者にもお手軽に栄養と艶を与えれる”ええもん”
サフィールノワールのクレム1925は、栄養を与えながら簡単な手順で革靴に艶を与えることが出来る”ええもん”です。
クレム1925を使って磨けば磨くほど革靴がツヤツヤになるので靴のお手入がとても楽しく感じるでしょう。
一度塗ってしまうとクリームを落とすのに難儀するかもしれませんが、長く綺麗な状態を続けることが出来るということでもあります。
是非、自分のお気に入りの革靴のお手入れに使ってみて下さい。