豚毛ブラシとは?
豚毛ブラシとは、豚の毛を木の持ち手に植え込んだブラシのことをいいます。
豚毛の毛は固く弾力性にすぐれています。
そのため、粘度のあるお手入れ用のクリームを延ばして馴染ませることが豚毛ブラシは得意です。
革表面は目には見えませんが凸凹しているので、クロスや柔らかい毛のブラシではその凸凹に馴染ませきれないので、豚毛ブラシが最適ということです。
ただ、革靴にゴミなどが付着した状態で豚毛ブラシでブラッシングをすると、ゴミで革靴を擦り上げることになるので傷などの原因になる可能性があるので注意が必要です。。
そういった革靴についたゴミやほこりなどは、毛に適度な柔らかさを持つ馬毛ブラシを使いましょう。
馬毛ブラシなら効率よく均等にゴミやほこりを払い落とすことが出来ます。
豚毛ブラシの使い方
豚毛ブラシを使うタイミングは基本的には、クリームを革靴に塗った後になります。
それまでの行う必要がある、馬毛でのブラッシング作業などは別記事を参照して下さい。
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豚毛ブラシを持つ
豚毛ブラシの形はメーカーによって若干の違いはありますが、基本的には横長の長方形タイプが多いです。
ブラシを親指と小指で下から支えて、残りの指で挟みます。
クリームを塗った箇所を豚毛ブラシでブラッシング
豚毛ブラシを持って、クリームを塗った後の革靴をブラッシングしていきましょう。
豚毛ブラシを使ったブラッシングのイメージは、革靴に毛の先端の2〜3cmを当てて、シュッシュッと往復させてながら毛をしならせて、クリームを押し込んでいく感じです。
それを素早く往復させて広範囲にクリームを押し込んでいきます。
また力加減はある程度調整しないと、固くて短めの豚毛ブラシの場合、革靴に傷をつけてしまう原因にもなるので気を付けてください。
土踏まずあたりも忘れずにブラッシング
革靴をブラッシングしていく中で、一番難しいところは土踏まずの湾曲した部分です。
革靴の内側に入るように窪んでいるので、ブラッシングがし辛く、ここだけしっかりブラッシング出来ていない場合があります。
ブラッシングが出来ていないと、クリームが余分に付着した状態になるので汚れやすくなり革に対して良くないです。
土踏まずをブラッシングする時だけは、持ち方を変えて、ブラシの先端でかき出す感じでやればOKです。
僕の使っているコスパいい豚毛ブラシを御紹介
この世にある豚毛ブラシはほんとにいろいろな種類があり、値段もピンキリです。
選択肢がありすぎて悩むと思いますが、そんな方は僕が長年使って愛用しているコスパの良いブラシをお試しください。
また、ブラシは使用されるクリームの色毎に用意してあげる必要があるので、ブラシを選ぶ上でコスパがいいは重要な要素でしょう。
豚毛ブラッシングを楽しむコツ
豚毛ブラシを使ってのブラッシングのコツを掴めば、より効果的にクリームを使って革靴に栄養と光沢を与えることが出来るようになります。
革靴に栄養がいきわたっているかは、あまり実感できませんが、光沢は目に見えて分かるので、やればやるほど光っていく革靴に心躍ります。
またブラッシングの感触が気持ちいので、きれいになっていくのを見ながら、栄養が与えられ状態がよくなっていく革靴を思えば充実感を感じます。
ブラッシングという行為を楽しく感じるか、面倒くさく感じるかは磨き手の思い一つですが、自分の技で愛用の革靴が綺麗を与えることが出来るのは、少し誇らしく、そこに快感があるのではないでしょうか。
またそんなにお気に入りじゃなかった革靴もブラッシングをしてお世話をしてあげることにより、いつもよりその革靴のことを気にかけるようになります。
そうすればいつのまにか愛着が沸き、よりお手入れしたくなります。
まとめ
豚毛ブラシの使い方やおすすめのブラシを紹介させて頂きました。
革靴のブラッシングはやり方とコツさえ掴めば誰でも行うことが出来ます。
ブラッシングをしている時の感触や、お手入れが終わった後にクリームが馴染んで綺麗になった革靴を眺めると気分がいいものです。
是非、あなたも豚毛ブラシを手に取ってブラッシングをしてみて下さい。
よりお手入れが楽しくなり、革靴のことが好きになると思います!
一緒に革靴好きになりましょう。