突然の雨で革靴が濡れてしまった場合、しっかりとした方法でケアをしないとグンッと革靴の寿命を縮めることになります。
雨に濡れた革靴をそのままにしておくとどうなる?
梅雨の時期や、夏の夕立の時期など天気が変わりやすい時期は、突然の雨に降られてしまうケースって結構ありますよね。
その時に大切な革靴を履いてしまっていた時は絶望的な気分を味わうことになります。
革靴が雨水で濡れてしまった場合は、帰宅後にすぐにケアしないと色々と悪影響があります。
革靴に雨は大敵ということギョね。濡れたまま放置するとどういったことが起きるか解説するギョ。
シミになる
黒色の革靴だとあまり目立たないと思いますが、茶色等の明るい色合いの革靴はシミが出来てしまうとかなり目立ちフォーマルさが無くなってしまい汚い見た目になります。
そもそも、何故シミが出来るのかというと、
部分的に濡れたところから雨水が染みていき、そのまま乾くと雨水が浸透した箇所は色が濃くなり硬化します。
それにより濡れていない箇所と色合いに差が出来るのでシミとして認識出来るようになるのです。
型崩れの原因になる
革靴は雨に濡れてしまうと、革が柔らかくなり伸縮しやすい状態になります。
その状態で歩いたりすることで、その衝撃で革が伸びてしまい皺が増えてしまったり、型崩れが起きてしまうことがあります。
ヒビ割れる
ヒビ割れてしまうと修理して元の状態に戻すことが出来ないので、これもまた気を付ける必要があります。
革靴は、一度濡れると乾いたときに硬化する性質があります。またそれと同時に油分も抜けてしまいます。
その結果、革に柔軟性がなくなるため、そのまま履いて歩いたりすると反り返ったところからヒビ割れを起こしやすくなります。
雨水の影響で乾燥してしまった革靴にはお手入れ用のクリームを使用して油分を足してあげる必要があるギョ。
助手のヤッコちゃん コロニル1909シュプリームクリームデラックスは、革製のものなら何でもお手入れすることが出来るスーパーアイテムギョ! ヤワタ博士 僕は革製品お手[…]
カビが生える
油断すると大切な革靴が菌に侵されます。こうなると自分自身にも影響があるので要注意です。
カビは湿度が高いところが大好きなので、濡れたままにして靴箱に片づけてしまうと、次取り出すときには白いカビがポツポツと発生してしまっているかもしれません。
また、外側(アッパーなど)だけでなく靴の中のインソールなどにもカビが生えやすい条件がそろっているので、湿気を外に逃がしてあげる工夫をしましょう。
それが面倒くさく感じる方はとっておきの”ええもん”、モールドクリーナーを使ってカビ対策をして欲しいギョ
雨でびしょ濡れになって帰宅した時のケア方法
雨の中びしょ濡れで帰宅した時は、シャワーを浴びる前にすぐに革靴のケアをしましょう。自分のことは後回しです!
それは大袈裟なので、ゆっくり自分のことを優先してから大切な革靴にもケアしてあげるギョね
雨水を布やティッシュで拭き取る
布やティッシュなどで優しく水を拭きあげましょう。
強く拭くと逆に水分を染みさせてしまうかもしれないので力加減に注意です。
僕はティッシュで拭くようにしています。お手軽ですし、強く拭いても染みるほど力が伝わらないのでおすすめですよ。
風通しの良い場所で陰干し
革靴の雨水を拭き取った後は、風通しのいいところで陰干しをしましょう。
日光に当ててしまうと、紫外線の影響で色素が飛んでしまったり、革靴表面の油分が気化してカサカサになってしまうので注意が必要です。
また靴底が革製の場合は、写真のように立てかけて乾燥させるようにして風が通るようにしましょう。
床に付けてしまうと乾燥しにくいのでカビが発生する原因になります。
写真のように、革底の場合かなりしっかり雨水やゴミが付着しているのでカビ菌にとっては絶好の住みやすさです。
砂なども突き刺さっており、乾燥するとヒビ割れたりする原因になるので革底仕様の革靴をお持ちの方は毎日天気予報を確認して雨の日を避ける努力を徹底しましょう。
乾燥した革底で歩くと、表面がカチカチになっているので石を踏むだけでめり込んで大ダメージです。絶対晴れる日にレザーソールの革靴は履くようにしましょう。
しっかり乾燥させてからクリームを塗ってお手入れ
革靴を陰干しし終えたら、下の3つの部位それぞれに適切なお手入れをしましょう。
革靴外側(アッパーなど)
乾燥した後は革靴表面の油分が抜けてしまっていますので、栄養と艶を与えるシューケアグッズを使用しましょう。
特におすすめなのが、コロニルの1909シュプリームクリームデラックスです。
1909シュプリームクリームは、革への浸透性が良く質の良い栄養をしっかり与えてくれ艶も出してくれます。
多少であれば撥水効果も期待できるので、突然の小雨くらいなら平気です。
革靴内側(インソール・ライニング)
革靴内側は特にカビ防止を目的でシューケアするようにします。
モールドクリーナーをシュッと一吹きするだけギョ。簡単ギョね!
また、インソールが革製の場合は定期的に栄養を与えるようにしましょう。
インソールにも1909シュプリームクリームを塗ってお手入れしてあげましょう。
靴底(ソール)
ゴム製のソールの場合は何も問題ありませんが、革製の場合はケアする必要があります。
雨水を吸って乾燥した後の革底は、乾燥して水分や油分等が抜けてしまっているので、元の状態よりもカチカチになっており柔軟性が無くなっています。
そのため、石ころなどを踏んでしまった時や、乾燥した状態で歩いたときのそりかえりで革底にヒビが入ってしまうことがあります。
雨が降る日は雨に強い革靴を履こう
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総評:雨でびしょ濡れになった革靴は、すぐにケアしてダメージを最小限にしよう
雨に濡れたまま革靴を放置しておくと、シミやひび割れにカビの原因になったりと外観や使用感に大きく影響を与えてしまうでしょう。
それを防ぐために、面倒くさくても帰ってすぐに適切なケアをしてあげるようにしましょう。
それによって大切な革靴の寿命が縮めずに済むはずです。
あとは、毎日天気予報を確認して雨が降る日は雨用の革靴を履く用にすれば問題なくなるでしょう。