僕のシェットランドフォックス「バーミンガム」の紹介
シェットランドフォックスはリーガルの最上位モデルを生み出すブランドです。
インポートの革靴のスタイルをインスパイアし、スタイリッシュで高級感あるラインナップが特徴です。
その中でも僕が持っている「バーミンガム」と呼ばれるモデルの革靴は、
シェットランドフォックスの中でも入門的な位置づけですが、革質やボディのスタイルからは高級紳士靴の雰囲気をしっかり感じさせてくれます。
セミブローグの分類にカテゴリーされるので、トゥには穴飾りがありアッパーのつなぎ目部分にも飾りが施されています。
重厚感のある黒色の革と主張しすぎない穴飾りのデザインがとても高貴な風格を感じさせます。
ソール部分もしっかりレザー仕様なので、高級紳士靴と呼ぶにふさわしいでしょう。
多少天候やお手入れを気を付ける必要がありますが、カッコイイ革靴はその手の掛かりようも許してしまうほどです。
履き心地は固めの印象ですが、僕が持っている9足の革靴の中で一番フィット感があり歩きやすいです。
他の革靴にはないフィット感なので、他のメーカーの革靴であまり足に合うものがないと御困りの方は是非とも一度試着して欲しいです。
シェットランドフォックスの入手経路
大阪梅田のルクアイーレ8階の伊勢丹メンズスタイルにてシェットランドフォックスの革靴を購入しました。
ルクアイーレのセール期間中に購入したためかなり割引で購入出来ました。
シェットランドフォックスの革靴は値引きされて販売されることが少ないので、
大阪にお住まいの方はルクアイーレのセール時期に注目してみてください。
シェットランドフォックスの経年変化
シェットランドフォックスの革靴を購入してから約5年が経ちましたので、経年変化についてご紹介します。
参考までに使用頻度については、3年目くらいまでは3足ローテで履いていて、それ以降は週一くらいでの出番でした。
アッパ―
歩行時に屈曲する範囲はかなり皺の数が増えました。
皺も深めに入っています。
5年という月日の経過を深く無数の皺としてアッパーに刻み込まれています。
深い皺の見た目にネガティブな印象は無く大変渋い印象を持てるのでお気に入りポイントの一つです。
きめ細かなスムースなアッパー表面も素敵ですが、重厚感ある革本来のカッコ良さを感じることが出来るこの経年変化も心躍らせてくれます。
皺の見た目は人によって感じ方が違うので好みが分かれるところギョね。
つま先
4年経過時点くらいでかなり削れてオールソールにも影響が出そうだったため、
摩耗部分をゴムパーツにて埋めてもらいました。
革靴のリペア屋さんにもっていけば綺麗に削れた部分を補修してくれるので、
つま先の摩耗が気になる方は是非リペア店へ。
ヒール
朝の通勤時の満員電車の中で、蹴られたり踏まれたりして激戦を繰り広げているヒール部分。
革自体堅牢なのか、あまり目立つ傷はありません。
シェットランドフォックスを履く際にはシューホーンを使用するようにしていましたが、どうしても手元に無く無理やり履いたことが数回あったので、履き口に微妙に皺が寄ってしまいました。
インソール
内側は破れなどはなく丈夫です。
かかと部分のシェットランドフォックスのロゴも消えずに輝いています。
メーカーによってはかかとのロゴが消えてしまい、少し寂しい気持ちになってしまいますが流石のシェットランドフォックスです。
ソール
まだまだオールソールする必要は無さそうです。
ヒール部分は流石に交換しましたが、4年くらいは持ったはずです。
ビブラム製のヒールに交換したので耐摩耗性がアップしており、見た感じ全然減りません。
元のヒールより倍くらい持ちそうな印象ですが、今後の減り具合からは目が離せません。
ヒール交換を依頼する際には、是非ともビブラム製を希望してみることをお勧めします。
5年間履いたシェットランドフォックスの基本的なお手入れ方法
ブラッシング&クリーム、ポリッシュ落とし
シェットランドフォックスの革靴のお手入れをする際に、必ず初めに行うことはブラッシングです。
革靴を履いた後はさまざまなゴミや埃が革靴表面に付着するので、それらをブラシで取り除きます。
ブラッシングはお手入れの基本であり簡単に行う事ができるので、出来るなら革靴を脱いだ後は毎回行いたいです。
革靴用クリームを塗る
シェットランドフォックスの革靴をすっぴんの状態にした後は、革を保湿する効果のあるクリームや艶を出す事が得意なクリームをそれぞれ使用しましょう。
革靴の乾燥が進んでいると感じた場合は、革への浸透が抜群なコロニルのシュプリームクリームがお勧めです。
塗って磨くだけなので誰でも簡単に使う事が出来、革靴に保湿性や艶、そして撥水性などをもたらす事が出来る”ええもん”です。¥
助手のヤッコちゃん コロニル1909シュプリームクリームデラックスは、革製のものなら何でもお手入れすることが出来るスーパーアイテムギョ! ヤワタ博士 僕は革製品お手[…]
シュプリームクリーム意外にも油性クリームに分類され、艶を出すことにとても特化されたサフィールのクレム1925や水性ながら油性クリームのような艶を与え、革への浸透性もえげつないTWTGのクリームもお勧めです。
ヤワタ博士 革靴のお手入れの”楽しさ”に気付いてもらうために、まずは簡単にピカピカにすることが出来るサフィールのクレム1925を手に入れましょう! サフィールノワールってどん[…]
ブラッシング&クロスで磨く
シェットランドフォックスの革靴にクリームを塗った後は、ブラッシングをして革に馴染ませていきましょう。
この作業は馬毛ではなく、豚毛のブラシを使うことをお勧めします。
豚毛にはコシがあるため、革にクリームを押し込み馴染ませることに最適です。
ヤワタ博士 僕がまともに革靴のハイシャインが出来るようになるまで多分3~4年かかりましたが、このハイシャインポリッシュクロスを使うようになったことがきっかけで出来るようになりました。 […]
まとめ:シェットランドフォックスは堅牢でありながら渋く経年変化してくれます。
高級紳士靴であるシェットランドフォックスの経年変化についてご紹介いたしました。
購入してから5年経過した僕のシェットランドフォックスの革靴は、
様々な思いでを深く皺に刻みながら重厚感ある渋い革靴に仕上がりました。
革自体かなりしっかりした質のものなので堅牢であり、まだまだ永く履ける革靴です。
今後ともしっかりケアをしながら、沢山履いて渋い皺をさらに増やしていきたいと思います。