- ハイシャインを落とすのに何を使えばいいのか
- ハイシャイン落としは革靴に悪い影響はないのか
- ハイシャインの落とし方
をご紹介します。
ハイシャイン落としにお勧めのブートブラック「ハイシャインクリーナー」
ハイシャインクリーナーは、株式会社コロンブスの最上位ラインに位置する靴磨き用品のシリーズ「ブートブラック」のお手入れ用品の一つです。
ブートブラックのハイシャインクリーナーは、古くなったハイシャインの塗膜を落とす専用のクリーナーです。
ワックス(ポリッシュ)によってハイシャインされた部分は、革の表面がワックスで覆われてしまうのでクリームなどを塗って乾燥を防ぐことが出来なくなります。
革靴は定期的に乾燥しないようにクリームを塗ってお手入れをしてあげる必要があります。ハイシャインされたところはワックス塗膜が邪魔してクリームが浸透していってくれないので、乾燥がどんどん進んでしまいます。
ブートブラックのハイシャインクリーナーをお勧めする理由は、クリーナーを使用した時の革靴へのダメージ加減と、鏡面部分の取り除きやすさのバランスが良いからです。
ハイシャインを取り除くためのクリーナーは、他のメーカーからもいくつも販売されています。
それぞれの特徴として、鏡面の除去能力が高いものは溶剤が強いものが使われていたり、また革靴に対してダメージが一切ないようなものはそもそもの除去能力が低かったりします。
除去能力の高いものは革靴の銀面を痛めてしまう可能性があります。だけど、革靴に優しいものは鏡面を取り除くのに大変苦労します。その丁度いい間の性能を持っていて扱いやすいのが、ブートブラックのハイシャインクリーナーです。
ブートブラックのハイシャインクリーナーは、他のクリーナーに比べて革靴へのダメージを抑えながら鏡面部分も除去してくれる大変扱いやすいクリーナーです。
ブートブラック「ハイシャインクリーナー」の成分
ブートブラックのハイシャインクリーナーの主成分は2種類です。
- ろう
- 有機溶剤
ハイシャインクリーナーに含まれているこの「ろう」は光沢を出すためのものではありません。
この「ろう」は比較的硬い植物系の油分だそうです。
この硬いロウと有機溶剤で、革に負担をかけずに古い鏡面塗膜を落とします。
この硬いロウが鏡面塗膜の比較的柔らかいロウを削ぎ落とすようなイメージだそうです。
ブートブラック「ハイシャインクリーナー」を使って鏡面を落とす手順
ブラッシングをしてホコリやゴミを取り除く。
馬毛のブラシを使って革靴に付いたホコリやゴミなどをブラッシングして取り除きましょう。
特に鏡面部分を重点的にブラッシングするようにしましょう。
馬毛のブラシは大きめのものを使うと効率よくブラッシングすることが出来ます。東急ハンズとコロンブスのコラボブラシは見た目もいいのでおすすめです。
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ブートブラックのハイシャインクリーナーを使って鏡面部分を落とす。
クロスにブートブラックのハイシャインクリーナーを適量塗って、鏡面部分を優しく擦りましょう。
クリーナーを塗り広げながら擦ることで、クロスに鏡面部分のワックスが取れてクロスに移っていきます。
みるみる内にクロスにワックスが移っていきます。どんどん取り除いていきましょう。
鏡面部分の光沢があるところがなくなるまでハイシャインクリーナーを使ってワックスを取り除いていきましょう。
ステインリムーバーで残った鏡面を落とす。
鏡面部分が剥がれたところにハイシャインクリーナーを使うのは革に良くないので、後の仕上げはステインリムーバーを使うようにしましょう。
ワックスによる光沢がなくなれば鏡面落とし完了です。
まとめ
ブートブラックのハイシャインクリーナーは革靴へのダメージが少なく、鏡面部分のワックスも適度に取り除いてくれます。
ハイシャインクリーナーの含有成分の固めのロウが鏡面部分の比較的柔らかいロウを削いでいくような除去の仕方なので、革靴に対してのダメージの少なさが伺えます。
初めて鏡面部分のワックス除去にチャレンジする人に是非ともお勧めしたいです。
一つ、自分のお手入れコレクションの仲間に入れてあげてください。