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バーウィックのローファーを購入して約1年半が経過したので、経年変化の様子や足馴染みに付いてやサイズ感などに付いてレビューしたいと思います。
僕のバーウィックのローファーは「4545」というモデルです。ローファーにも種類がたくさんあってどれが良いのか迷ってしまうと思いますが、この記事が参考になれば良いなと思います。
特にローファーはサイズ感であったり、履き始めの足の痛さなどが気になるポイントだと思うギョ。ヤワタ博士が実際に体感したことを参考にいい買い物をして欲しいギョ!
そもそもバーウィックとは?由来について解説
バーウィックとよく略されますが、正式にはバーウィック1707です。創業年のことなのかなと思いがちですが、そうでもないみたいなので一応由来についても正しく知っておきましょう。
歴史に興味が無い方は次のタイトルまでパスしちゃえギョ。
バーウィック1707の発祥はスペイン南東部に位置するアルマンサという街です。
そして、このバーウィック1707の名前の由来は、1707年にスペインのアルマンサで起きたスペイン継承戦争の内の一つ、アルマンサの戦いで大活躍した英雄ジャック・フィツ=ジャメ・ド・べリック(バーウィック公爵)の名前からとったとされます。
イギリス・オランダ・ポルトガルの連合軍とスペイン・フランス連合軍がアルマンサの地で戦った戦争だギョ。
この方がバーウィック公爵です。スペイン・フランス連合軍の指揮を執り大活躍した結果、アルマンサの戦いに大勝利することが出来たそうです。
バーウィック公爵はフランス出身ですが、ブランド名に採用されるほどスペインのアルマンサの方々からは英雄として大きく称えられていたことが分かるギョ
一つ話のネタとして覚えていただければと思います。
バーウィックのローファー「4545」の仕様について
僕の所有するバーウィックのローファー「4545」の仕様について紹介します。
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製法:グッドイヤーウェルト製法
バーウィック1707の革靴にはグッドイヤーウェルト製法が採用されています。
ソール交換が可能なため、長く履くことが出来ます。
バーウィックの革靴のすべてのラインナップに採用されています。
グッドイヤーウェルト製法は複雑な構造なため、採用されている革靴は基本的には高めの値段設定になっています。
しかし、バーウィック1707は熟練の職人の方々たちが自らの腕と最新の裁断の機械を使いこなし、効率良く革靴を制作されているため、製作工程をかなりの圧縮化に成功しているそうで、コストパフォーマンスに優れ、クオリティの高い製品が供給され続けています。
最新機械と熟練の職人さんの腕があれば、絶対良い物が出来るギョ!
革質:ベガノカーフ
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アッパー部分の革部分はアノネイ社のベガノカーフが採用されています。
ベガノカーフはハイブランドのバッグなどにも用いられる高級素材です。
「4545」のモデルは若干焦がし加工がされているので、アッパー全体はブラウンカラーに覆われていて、つま先にかけて少しずつダークブラウンになっていくグラデーションが大変渋いです。
クリームを塗って磨くだけでその渋い見た目に艶感がプラスされ、最高にカッコいいになります。
お手入れすることで新品の時から、さらに渋くカッコよく・・・革靴の楽しさにのめり込んでしまいます。
ソール:ダイナイトソール
ダイナイトソールはゴムソールの一種でイギリスのハルボロラバー社の製品です。
このスパイクのような凸凹形状が特徴的ですが、原形の登場から100年近く形状があまり変わっていないそうです。
ダイナイトソールの特徴としては以下の三つです。
滑りにくい
雨の日のような床や地面が滑りやすい状況下でも、しっかりグリップするので安心して履くことが出来ます。
雨の日は革靴が劣化する原因になるので、性能を発揮させずに家にお留守番させてあげる方がいいですね。
ただ、凸凹が消えてくるくらい摩耗してしまうと、逆に滑りやすくなるとのうわさもあるので、滑り始めたらソール交換の時期だと思って下さい。
摩耗に強い
ソール自体に耐久性があるので長く履くことが出来ます。
ソール交換の回数も減るので経済的と言えるでしょう。
意外と薄い
ゴム製のソールは分厚いものが多く、見た目がどうしてもカジュアル寄りになってしまいます。
ダイナイトソールは厚さを抑えスッキリした見た目なのでフォーマルな雰囲気があります。
スーツはもちろんですが、私服にも合わせやすいのでダイナイトソールのローファーは重宝します。
ラスト:「HO18」、ワイズ:「E2」
ラストは「HO18」の靴型が使用されています。ワイズは「E2」相当です。
つま先にボリューム感を持たせた全体的にバランスの良いフォルムが特徴です。
つま先は尖りすぎない丁度いい丸みを帯びた形状で、そこからシュッと踵にかけて適度に絞られたこのフォルムが最高にキマってます。カッコいいですね(うっとり)
バーウィックの革靴はスペイン産まれでありながら、イギリスの革靴によくみられるクラッシックテイストと、フランスやイタリアのシュッとしたすっきりしたスタイルの色っぽさが融合した特色があると言われます。
バーウィックはラストの種類が多いので、自分の好みの革靴に出会える可能性が高いと言えます。
ただ、見た目が良くても足に合わないと履けなくなってしまって辛い思いをするので、しっかり試し履きをするようにしましょう。
どんなに見た目が好みでも足が合わないと感じた時は、欲しい気持ちをグッと堪えて棚に戻すようにするギョ。好きな革靴は履けてこそ意味があるギョ。
バーウィックのローファー「4545」のサイズ感
ただ、ローファーを購入の際は、サイズ感に注意が必要です。
自分の適性サイズで購入すると、革靴が足に馴染んだ時に隙間が出来てしまい、脱げやすくなってしまいます。
紐付きの革靴であれば、紐をきつく結べば足を固定できますが、ローファーはそれが出来ないので、適正からハーフダウンサイズのものを購入することをお勧めします。
革馴染みにも限界があるので、サイズ感がきつすぎるものを買わないように気を付けて下さい。つま先や足の甲がきつく当たるものは、その革靴の形状(木型)に合っていないかもしれないので、他のモデルも試してください。
可能であればお店にいってしっかり試し履きをしてフィッティングを確かめて欲しいギョ。
バーウィック BERWICK ローファー 4545-K2 カーフ ダークブラウン【ドレスシューズ 革靴 ビジネスシューズ メンズ インポート】
バーウィックのローファー「4545」履くときに足は痛い?
どんなサイズ感で履くかによって全然変わってくると思うので、僕の「4545」の場合の主観的な感想ですのでご参考に。
いつもの適正サイズから大体ハーフサイズダウンくらいで購入しましたので、ローファーをおろし立ての頃は特に小指が当たって痛かったです。
他の革靴に比べて、革自体に硬さを感じました。
馴染むまで小指が圧迫され続けてしっかりタコができました。
会社へ向かう通勤時は大丈夫なのですが、仕事が終わって帰路に向かう頃には足も若干むくんで結構辛かったです。
ちょっとでも革を柔らかくして小指への負担を減らしたと思い、他の記事でも紹介している「革の柔軟剤」に出会いました。
塗り込むことで革が少しずつですが柔らかくなっていき、かなり小指への負担を減らすことが出来ました。
藁にもすがる思いで見つけた”ええもん”ギョ。同じ悩みを抱える方は是非とも試してみて欲しいギョ
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また、つま先部分だけでなくインソールもかなり硬く感じたので歩き心地は良くないと感じました。
ローファーを履いて歩く時間が長いと、小指だけじゃなくて足の裏も痛くなってきます。おろし立てはかなり修行をしないといけないと感じました。
あくまでもヤワタ博士の感想にすぎないけど、ローファーはきつめのサイズ感のものを勧められることが多いと思うので参考にはなると思うギョ。
ローファーは足を紐で固定することが出来ないので、どうしても靴のサイズを下げて足に合わせようとします。
ただ窮屈で足が痛くなって履けなくなると辛いので、普通のサイズ感で購入して馴染んで余裕が出来てしまったらインソールを入れて調整する方法もありだと思います。
インソールは2つほどお勧めがあるので気になる方は参照してみてください。またローファーは底に引くタイプよりも、タンに貼るタイプの方がしっくりくる可能性もあるのでお悩みの方は色々試してみてください。
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バーウィックのローファー「4545」の経年変化の様子
購入してから約1年半が経過したので、その経年変化の様子をご紹介します。
使用状況としては、会社への通勤から家に帰るまでに履いていました。他の革靴とローテーションしながら履いていたので、大体週一くらいの履く頻度です。
アッパー付近を近くで観察すると、細かい皺が増えたように思いますが、大きく目立つようなシワは無く渋みが増してきました。
良質な革質さがゆえ、シワもカッコよく入っていきますね。
アッパーの色合いについては、基本的に無色系のクリームでのお手入れをしていたので、あまり変化がないように思います。
どちらかといえば色が抜け気味な感じはします。
つま先部分にはアスファルトで躓いてしまった時に出来た傷あとがあります。
その時は悲しかったですが、今はこれも一つの個性と受け入れることが出来ています。
不意に入ってしまった傷も自分の革靴に個性を与えてくレテ、より世界に一つだけの革靴になっていくような気がして悪い気持ちではありません。
また足馴染みについては、あまりいいように感じません。
グッドウェルト製法なので足馴染みはいいはずなのですが、バーウィックのローファーはインソールとアウトソールの中間のコルク部分の沈み込みがあまり良くないのでしょうか。
1年半経過しましたがまだまだ馴染むのには時間がかかるのかなという印象です。
ダイナイトソールの摩耗具合は、想像以上に減っている気がするけど大丈夫なのかなという印象があります。
凹凸の先の部分が摩耗して無くなっている部分もあります。
現状、履いている感じは特に何も問題ありませんが、何か歩き心地やグリップ感に変化があれな記事にしたいと思います。
ある程度摩耗してからは、ソールの減りが緩やかになるのかもしれませんがね。
バーウィック直営店に是非行って欲しい話
バーウィック1707のローファーを購入検討している方は是非直営店に行くこともオススメします。
直営店はお洒落で心高まる雰囲気でありながら、スタッフさんも親切で自分の要望と足に合うモデルを持ってきてくれるので行く価値とてもありです。
バーウィック1707の直営店は大阪に1店舗、東京に2店舗の計3店舗が日本には存在します。
各店舗から遠方にお住まいの方は、是非とも大阪や東京旅行の際に訪れてみて欲しいぎょ。また、それぞれの都市にはスコッチグレインのアウトレットもあるので、是非とも足を運んでお得に”ええもん”を入手してほしいギョ。
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●Berwick1707 MARUNOUCHI
住所:東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F
●Berwick1707 AKASAKA
住所:東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Biz タワー1F
●Berwick1707 OSAKA
住所:大阪市中央区北浜4-3-1 淀屋橋odona1F
僕は大阪店の方にお邪魔させて頂きました。
大阪北浜の商業ビルが沢山立ち上る街並みに、一際お洒落な雰囲気を醸し出している革靴屋さんがバーウィック1707です。
直営店なだけあってバーウィックの革靴の種類が豊富で、自分が探しているスタイルの革靴を容易に見つけることが出来ます。
お洒落すぎて若干入り辛いと思うかもしれませんが、勇気を出して入店するとそこにはバーウィックの革靴がカッコよくディスプレイされているので気分が上がります。購入意欲が掻き立てられすぎて冷静でいられなくなるかもしれないのでそこは要注意です。(笑)
欲しい革靴に目星をつけると、目隠し壁のあるところにある王様椅子に座らせてもらうことが出来、そこで試し履きをすることが出来ます。
外から見えないので落ち着いて革靴を履いて感触を確かめることが出来ます。
自分だけの空間で革靴を吟味することが出来るので気分も良く、ゆっくり本当にいいものだけを選ぶことが出来るギョ。
また、スタッフさんもついてくれてマンツーマンで助言を頂きながら試し履き出来ます。
スタッフさんが足に合わないと判断すると、他の木型のモデルを沢山出してきてくれるので有難いです。
ローファーを狙っている場合には特に足に合うかが重要なので、足に合うか確認しながら他の木型のモデルを持ってきていただけるので安心です。
そして、バーウィック1707の御店で革靴を購入すると、
豪華な靴箱に、バーウィック1707トートバッグ、靴袋、靴べらが付いてきます。
スーパーに買い物に行くときには、バーウィックの靴ベラで、バーウィックのローファーを履いて、このトートバッグを持って出かけています。
バーウィック大好きマンになれる三点セットだギョ!みなさんもぜひGETして欲しいギョ!
バーウィックの純正シューツリーが安くてカッコいい
バーウィックの純正ツリーは比較的安価でありながら、見た目がとてもカッコいいのでお勧めです。
ローファーを購入したときに、シューツリーも一緒に購入しました。
バーウィックのシューツリーは甲の部分が出っ張っています。
バーウィックのスタッフさんが、甲にもテンションを掛けれるので、ローファーに最適なシューツリーですよとオススメしてくれました。
こんなに渋いシューツリーが4000円ちょっとで購入できるので驚きです。コスパがいいのは革靴だけでないみたいです。
まとめ:バーウィックのローファーはコスパ最強の一足だった。
バーウィックのローファー「4545」について御紹介しましたが、3万円代で購入出来る革靴とは思えない革質、格好良さがありました。
ローファーは購入するサイズ感が少し難しいですが、自分の足に合えば一生履いていたくなる相棒になること間違いなしです。
スーツはもちろんのことカジュアルめな服装にも合うので、バーウィックのローファーは履くタイミングを選びません。
是非、いける範囲にバーウィックを取り扱っている店舗があれば実際に手に取って見てください。
お財布の紐がついつい緩んでしまうと思うのでご注意をです!
ローファーだけでなく色々なカッコいい革靴が揃っているので是非チェックしてみて下さい!
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